C++ ときどき ごはん、わりとてぃーぶれいく☆

USAGI.NETWORKのなかのひとのブログ。主にC++。

Dart; n-body.dartを久しぶりに最新環境で試してみたが…

3月18日に試したn-body.dartのベンチマーク、Dart Hackathonを前に最新環境で再び試して措いた。

ベンチマーク結果については残念ながら特筆する事は特に無し。(dartによる.dart、frogcによる.dart.jsの実効速度に改善は見られなかった。)

強いて言えばfrogcにより生成される.dart.jsのファイルサイズは27KBから25KBに減っていたが…。

以前からV8はバージョン番号はマイナーながら相当上がっていて、今回はV8 3.9.9で試した(前回は3.6.6.20)。もちろんDart SDKはnightlyの最新版を使った。残念ながらDart Hackathonでの入門セッションでは少なくとも実行速度面についてはあまり好評できそうにない・x・;

ちなみに、肝心のピュアにJavaScriptで書いてV8で実行した場合に比べるとDartはdartでもfrogcしても速度面ではいまのところお話にならないのだけど、このn-bodyベンチマークについてのみ言えばLua/Python/Ruby/PHPなどのスクリプト言語に比べれば、得られているデータから推察するにLuaよりは若干遅い程度、Python/PHPに比べれば2倍以上速く、Ruby1.9に比べたら4倍以上高速なハズです。…ただ、DartはJavaScriptの置き換えを狙う以上、もちろん実行速度だけが指標ではありませんが、少なくとも実効速度面からは現状でJavaScriptをDartに置き換える事は大きなデメリットを背負う事になってしまいます。確かにDartを採用すれば現状でもJSに比べてコードの保守性やそれ自体の生産性は向上するでしょうが、リアルタイム性の高い、或いは計算量を要求する様なゲームなどでは採用検討段階で落ちる可能性があると云う事です。。。