C++ ときどき ごはん、わりとてぃーぶれいく☆

USAGI.NETWORKのなかのひとのブログ。主にC++。

memo: openSUSE-12.2; systemctl start fam.service が failed するのを解決する

状況

設置仕立てのcourier-imap-sslthunderbirdで繋いでみたら矢鱈ととんでも無い勢いで

Jan  2 03:45:16 LH-SVR5 imapd-ssl: Error: Input/output error
Jan  2 03:45:16 LH-SVR5 imapd-ssl: Check for proper operation and configuration
Jan  2 03:45:16 LH-SVR5 imapd-ssl: of the File Access Monitor daemon (famd).

と出力された。

famdとやらが問題なのだろう。しかし、

systemctl start fam.service

しても失敗し、挙句にログが

Jan 02 04:10:06 LH-SVR5 fam[4654]: Starting File Access Monitoring Daemon..failed

しか残らない。 /etc/fam.conf を見てもおかしな気はしない。

対応

/etc/init.d/fam を確認すると /usr/sbin/fam を実行している。そこで、とりあえず、

/usr/sbin/fam --help

すると、

fam, version 2.7.0
Use: famd [ -f | -d | -v ] [ -l | -t seconds ] [ -T seconds ] \
                                [ -p prog.vers ] [ -L ] [ -c config_file ] [-C]
        -f              stay in foreground
        -d              debug
        -v              verbose
        -l              no polling
        -t seconds      set polling interval (default 6 s)
        -T seconds      set inactive timeout (default 5 s)
        -p prog.vers    set RPC program number and version
        -L              local only (ignore remote requests)
        -c config_file  path to alternate configuration file
                          (default is /etc/fam.conf)
        -C              insecure compatibility

とかなんとか。-d付けて実行してみる。

/usr/sbin/fam -d

すると、

famd[4749]: log level is LOG_DEBUG
famd[4749]: read /etc/fam.conf line 13: "insecure_compatibility" = "false"
famd[4749]: read /etc/fam.conf line 20: "untrusted_user" = "nobody"
famd[4749]: read /etc/fam.conf line 28: "local_only" = "false"
famd[4749]: read /etc/fam.conf line 35: "xtab_verification" = "true"
famd[4749]: Setting untrusted-user to "nobody" (uid: 65534, gid: 65533)
Cannot register service: RPC: Unable to receive; errno = Connection refused
famd[4749]: can't register with portmapper. Please start a portmapper (for example rpcbind), then try again to start famd.

と。

解決

systemctl start rpcbind.service
systemctl start fam.service

Qt5 / Qt Quick 2.0 はじめるよ

Qtに何故もっと注目して使いこなせる様になって置かなかったかと悔やまれます。

昨年末にとあるでしのお手伝いにとQtをほんの少しですが私も勉強して、C++のライブラリーとしてのQtの様子はなんとなく掴めて居ましたが、それだけでは然程注目を継続したいとは思って居ませんでした。(これは私がGUI Toolkitとは少し遠いCUIやライブラリーやGPUプログラミングが主な為で、GUI Toolkitを日常的に扱う人ならばそれでも十分に興味を持ったでしょう。)

近頃話題になりつつあるQt5とかQt Quick 2.0についても然程には興味を持って居ませんでした。しかし、Raspberry PIのデモの中にQt5のデモを幾つか見つけて、大変な魅力に漸く気付きました。

Qtまじやばい・x・

と、言う訳でどんどんQt5にもQMLにも興味を惹かれ、これはしっかりと勉強して使いこなせる様にしようと。もちろん、QMLが素敵だってその事自体も十分な魅力だけど、それだけなら深く飛び込みたい衝動には駈られなかったのは間違い無い。ユーザーたるプログラマーはC++からQMLまで任意のレベルを任意に組み合わせてプロダクトを作れる、それが気に入った大きな理由。QML/Qt Quick 2.0ばかりに目が行きそうな素敵なデモだけど、これら全てC++で制御可能だしQMLでECMAScriptレベルでも制御可能だし、独自にカスタマイズしたQML要素もC++でしっかり作れるし、連携も簡単だし、ダイナミックリンクライブラリー化も簡単な様にQtCreator/qmakeが用意されているし、Qt枠外の仕組みだってC++だから何だって連携できるんだ、しかも低コストかつ柔軟に。

(※昔、C++/CLIに触れた時にも似たような事を思いましたが、あれは…ね。向かう先が無く極力使うべきではないとか言われてもうホントかわいそうな言語だった、ポテンシャルは大きかったのに…。最近名前と目的地を変えた様だけど、いまさらね…。)

Qtまじやばい・x・

具体的な「はじめたよ」編はこれからちくちく記事に。なお、Raspberry PIについても「あれ、GPUこんなに性能良かったの・w・」という興味は惹かれますが、それはまたウェアラブルでもやろうと思った際にでも。