C++ ときどき ごはん、わりとてぃーぶれいく☆

USAGI.NETWORKのなかのひとのブログ。主にC++。

rust

rust の wasm ターゲットのプロジェクトで surf-1.x を surf-2.x へ差し替える場合に必要な対応のメモ

surf surf-1.x 系では↓のように Cargo.toml にバージョン番号または所在だけ書けば wasm 向けにもそのまま使えました。べんり。 # surf-1.x [dependencies] surf = "1.0.3" surf-2.x 系から↓のように Cargo.toml に default-features と features を明示的に…

`yarn licenses list --json` ではしんどい気配の場合に `npx license-checker --json` すると嬉しいメモ、とおまけで `Cargo.toml` で rust の場合のメモ

package.json -> licenses.json おまけ: Cargo.toml -> licenses.json package.json -> licenses.json package.json と npm|yarn を使っているプロジェクトでお世話になっている依存ライブラリーのライセンス表示を自動生成したい時、とりあえず yarn で yar…

Rust の trait で Option<Self> や Result<Self, E> を return する関数を定義しようとして [E0277] で怒られた時に思い出すメモ

問題 // ↓これは問題ありません trait Trait { fn function() -> Self; } // ↓これは E0277: the size for values of type `Self` cannot be known at compilation time trait TraitOptional { fn function() -> Option<Self>; } // -> Result<Self, E> とかする場合も同様</self,></self>…

Rust のメモリーコンテナー的な何かをわかりやすく整理したチートシートのメモ; T, Cell, RefCell, AtomicT, Mutex, RwLock, Rc, Arc

Repos: https://github.com/usagi/rust-memory-container-cs 作ったので GitHub ↑ しつつ、なんとなくすごい久しぶりに Qiita に初心者さんに優しそうな雰囲気を装った解説↓ https://qiita.com/usagi/items/fc329895cebd3466910e も書いてみました。ちなみに…

Rust で実行中にバッファーの次元解釈を変更できる DimensionShiftableBuffer と翻訳時に任意の次元解釈をVec<T>に追加する vec-dimension-shift を公開しました。のメモ

dimension_shift_buffer https://crates.io/crates/dimension_shiftable_buffer https://github.com/usagi/dimension_shiftable_buffer https://docs.rs/dimension_shiftable_buffer/1.0.0/dimension_shiftable_buffer/ vec-dimension-shift https://crates.…

Rust のダウンキャストめんどくさいでござる問題を mopa crate ですっきりするメモ

trait T を実装した struct S について、 S から &dyn T へアップキャストした後、 &dyn T から &S へダウンキャストでき…ません。Rustでtrait継承のdynなオブジェクトを扱おうとすると悲しむポイントです。 trait T { fn hello(&self); } struct S {} impl …

Rust の tia crate で accessor とか interface 的な trait 群の impl を楽できるようになりました。のメモ

publishedhttps://t.co/hJD0s7Leoh: tiahttps://t.co/Rpx0g9zfdpgithub: usagi/tiahttps://t.co/IrrhxsH58Rtia; trait, impl accessors | automaticThis is a syntax sugar proc-macro crate for trait, impl accessors patterns.#Rust #rustlang— Usagi Ito…

Rust の impl で pub る fn の第1引数の定義の方法と効果のメモ

主題 Rust の impl な fn の第1引数、つまり: struct S { } impl S { fn f(❤ここ❤) { } } ❤ここ❤ の部分の書き方と、書き方に応じてどのような効果、意図として扱われうるかを整理します。 fn f() fn f(self) fn f(mut self) fn f(&self) fn f(&mut self) す…

逆引き風 roxmltree の基礎的な使い方のメモ; rust のたぶん今の所いちばん速くて安全な XML ぱーさー

https://crates.io/crates/roxmltree/ https://github.com/RazrFalcon/roxmltree/ https://docs.rs/roxmltree/0.13.0/roxmltree/ note: このメモは roxmltree-0.13.0 の時代に書きました。 はじめに知っておくとよいこと 与えられた XML ≈ Document を Node …

小さな XML のパース速度で比べる rust の XML crate たち; roxmltree vs. minidom ≈ quick-xml vs. sxd-document vs. sxd-xpath vs. amxml

結果 test benches::amxml_root ... bench: 40,783 ns/iter (+/- 6,365) test benches::amxml_sec ... bench: 28,487 ns/iter (+/- 1,295) test benches::minidom_root ... bench: 1,942 ns/iter (+/- 73) test benches::minidom_sec ... bench: 2,127 ns/it…

rust で XPath できる crate たちのメモ; (1) amxml, (2) sxd-xpath

XPath 使いたい需要に対応できる XML パーサーを crates.io で探すと有用そうな crate が2つ見つかりました。簡単な XPath で使い勝手を確認したメモです。 amxml sxd-xpath ( + sxd-document ) 1. amxml cargo add amxml #[cfg(test)] mod tests { /// 共通…

Rust で XML パーサー使いたいならどの crate を使うと嬉しいかもしれないか、のメモ

状況 crates.io には執筆時点では複数の XML お取り扱いらしい crate が存在しています: xml-rs 4,013kDL quick-xml 681 kDL xml5ever 183kDL xmlparser 232kDL sxd-document 63kDL strong-xml 0.7kDL trashy-xml 0.7kDL などなど。他にもいくつも登録されて…

VSCode via WSL2 で rust-analyzer が OUTPUT に Assertion failed: We don't expect to receive commands in CodeActions エラーを盛り盛り上げてきたら思い出すメモ

症状 WSL2 経由で動作する VSCode の rust-analyzer が一見動作しているように見えて OUTPUT に大量のエラーメッセージ: Assertion failed: We don't expect to receive commands in CodeActions を吐く。発症するとエラーが吐かれる度、作業中やログ監視な…

Rust で cdylib/wasm を吐く crate を分割したら依存先の機能を呼べなくなり、なんとなく extern crate を明示してみたら can't find されて5分くらい悩んだメモ

だいじな事: crate を分割したら、お呼ばれされる側の Cargo.toml で [lib] の crate-type が明示的に rlib を吐かない定義になっていないか確認しよう! 期待動作する例 # crate aaa に依存される側の crate bbb の Cargo.toml # ☆ ↓ src/lib.rs ありの cra…

Arch Linux 環境で cargo が言うことを聞かなくなったメモ

症状 数日ぶり程度に使用した Arch Linux 環境の rust 処理系で cargo が +nightly を受け付けてくれなくなって困った ( -Z したかった ) rustup toolchain では stable, nightly が installed 状態 原因 rust は rustup を per user で導入して使っていた"…

Node.js & native code: NEON vs. node-ffi-napi vs. pure Node.js

Node.js と Rust による native code のマーシャリング手法は NEON と node-ffi-napi の2種類が現時点で有力です。マーシャリング部分のコストの特徴を大雑把に掴むため雑なベンチマーキングをしました。 Note: 理論的にはもう1つ N-API を直接リンクして cd…

reddit で話題になった Tauri と NEON についてのメモ、ついでに template-rust-backend-with-electron-frontend の開発理由についてのメモ

reddit の Rust コミュニティーに template-rust-backend-with-electron-frontend のリリースについてポストしたところ、主に2つ、 Tauri と NEON について話題になりました。( up-vote たくさんとちょうど使いたかったんだありがとう的なポストも頂きました…

RustのcdylibをバックエンドにElectronをフロントエンドにするcargo-generateプロジェクトテンプレートを公開したメモ

「RustのcdylibをバックエンドにElectronをフロントエンドにする」プロジェクトを3秒くらいでお手軽作れるcargo-generateできるプロジェクトテンプレートを公開しました。 template-rust-backend-with-electron-frontend https://github.com/usagi/template-…

Node.js と FFI の 2020-03-18 時点でのメモ; node-ffi 系 → node-ffi-napi 系

今回のメモの Node.js は: node -v v13.5.0 です。先ずは Node.js 初心者らしく npm i ffi して死にました: npm i ffi ほか多数のエラーを観測し、死んでしまいました。☠ https://www.npmjs.com/package/ffi どんどん使われなくなっているので何か代替に置き…

さいきん試した Rust の GUI Toolkit 的な crate たちと日本語アプリでの実用性のメモ

現時点ではほぼダメです。試した中では唯一 conrod だけ日本語アプリを作る実用に耐えられそうです。 crate 日本語表示 日本語入力 コピペ UI部品の見栄え その他 conrod ○TTF可 ◎自然にできる ◎自然にできる ∞ 作り込み次第 vulkan対応で軽快, GL版だともっ…

rust, windows: crate gdal を windows, vscode 環境で使用可能にするメモ

こんかい使えるようにする対象物 Rust crates.io gdal https://crates.io/crates/gdal GDAL https://gdal.org/ crate gdal は内部的に元のGDAL(の動的リンクライブラリー)を呼びつけて GeoJSON を読んだりできるラッパータイプのライブラリー。 extern cra…

rust: Cities Skylines 向けの地形ジェネレーターツール "Cities Heightfield from GSI" を Rust で作り直したはなし

今回は「はなし」記事です。若干技術的な内容も含まれますが、基本的には随筆のようなものです。 github: https://github.com/usagi/cities_heightfield_from_gsi crate: https://crates.io/crates/cities_heightfield_from_gsi ↑このアプリを Rust で作り直…

rust: 任意の Primitive, struct, Vec<T> などのメモリーイメージを Vec< u8 > (≃ &[ u8 ] ) なバイト列として取得する方法

// for rust-1.27.2(stable) use std::mem; use std::io::Write; fn main() { { // f64 (primitive) -> Vec< u8 > let f = 1.0f64; let view = &f as *const _ as *const u8; let slice = unsafe { std::slice::from_raw_parts( view, mem::size_of::< f64 >…

rust: rust-0.9 あたりからおよそ4年ぶりに rust-1.29 を使ってみる(開発環境の準備)

終末にちょっとしたツールを作ろうかと思い、もののついでに rust の知識をアップデート…というより再学習して遊ぼうかと思いました。 4年前に遊んだ記憶 rust-0.9 が最後に手元で遊んだ頃の rust だった覚えがある ユーザーとして簡単な何かを作れそうなコ…