C++ ときどき ごはん、わりとてぃーぶれいく☆

USAGI.NETWORKのなかのひとのブログ。主にC++。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

UE4/C++: 4.18 -> 4.19 エンジンアップデートトラブル; `UMaterialInstance::GetVectorParameterValue` の仕様変更と "Material Layers"

現行プロジェクトに必要なプラグインの 4.19 対応も進んできたので、手元のプロジェクトを 4.18 から 4.19 へエンジンアップデートしてみました。エンジンの仕様変更によるトラブルがあったので対処方法と併せて紹介します。 4.18 -> 4.19 における UMateria…

UE4/C++: JSON/XML/portable-binary 等の汎用シリアライズライブラリー cereal に UE4 の各種型を非侵入型アダプターで対応させるライブラリー cereal-UE4 を公開しました

cereal-UE4 GitHub - usagi/cereal-UE4: cereal ( C++ serialization library ) adapter for UE4 ( Unreal Engine ) types cereal について https://uscilab.github.io/cereal/ 近年モダンな C++er にしばしば使われていると思われる JSON / XML / Binary ( …

UE4: std::unordered_map だと少し面倒だけど TMap なら簡単にできる Key の書き換え

// てきとーな TMap TMap< FString, int32 > m; m.Add( "hoge", 123 ); m.Add( "fuga", 234 ); m.Add( "piyo", 345 ); // マップの対を逐次参照で列挙しつつ Key を書き換える for ( auto& p : m ) p.Key = p.Key .Replace( TEXT( "g" ), TEXT( "G" ) ) .Rep…

UE4: バイナリー配布や実行時リンク向けのライブラリーを UE4 プロジェクトへ組み入れる方法を mecab で解説

概要 UE4 のプロジェクトの C++ コードへ UE4 とは特に関係の無い一般のライブラリーをリンクするのは少々面倒な事がある。ヘッダーオンリーなライブラリー、例えば Eigen や stb あるいは Boost の一部をリンクするような場合は困らない。しかし、バイナリ…

UE4: Blueprint 向けに WorldContextObject が必要な機能を提供する際に暗黙的に WorldContextObject を扱わせられるように C++ コードで対応する方法

概要 状況の例として、 Blueprint へ特定のアクターを引っ張り出させる次のような実装を提供したいとする。 設計上必ず1つ AMySpecialActor が配置されていて、 // 定義はどうあれ、どこかに定義され1つだけは常に配置される AMySpecialSomething アクター U…

UE4: Blueprint 向けに提供する C++ 関数を pure に定義するメモ

1. AActor などの派生型でメンバー関数を pure にしたい場合 UFUNCTION で BlueprintCallable フラグを付けたメンバー関数を const 定義すれば自動的に blueprint でも pure になる。 2. UBlueprintFunctionLibrary 派生型の static メンバー関数を pure に…

UE4: スクリーンサイズ可変に対応したスクリーン座標へのUMGの表示のブループリント備忘録

アクターのロケーションなど適当な World 座標を基準にHUD風にUMGを表示したい場合、 World 座標から ConvertWorldLocationToScreenLocation で得られるスクリーン座標をそのまま Set Render Translation へ放り込むとスクリーンサイズ可変の場合には実際の…